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2019.11.01

エンターテインメント

ベラージオ・ギャラリー・オブ・ファインアートにて 「物質から存在へ:縄文時代から現在に到る日本美術展」開催 11月16日(土)より

1年間にわたり2部構成で開催、縄文時代から現代までの日本美術の傑作を展示


物質から存在へ:縄文時代から現在に到る日本美術展

(左)遮光器土偶、縄文後期(紀元前1000~紀元前300年)、高さ29.4cm×幅20.4cm×奥行9.5cm、撮影:Yu Okuzono
(右)名和晃平 「Throne (g/p_pyramid)」 2019年、ミクストメディア、金箔および漆、高さ61インチ×幅28.5インチ×奥行19.5インチ、© Kohei Nawa、撮影:Nobutada OMOTE|SANDWICH


MGMリゾーツ・インターナショナルならびに日本MGMリゾーツは、これまでもラスベガスの統合型リゾート、ベラージオのギャラリーにて、数多くの日本美術作品の展示を手掛け、併設されるアーティスト・スタジオでは日本出身のアーティストをレジデンツ・アーティストとして支援するなど、日本美術を支援し、世界へ発信する活動に注力してまいりました。この度、より幅広い作品群を網羅する日本美術展を長期にわたって開催することとなりました。


2019年11月16日(土)より、「物質から存在へ:縄文時代から現代に到る日本美術(Material Existence: Japanese Art from Jōmon Period to Present)」と題した美術展をベラージオ・ギャラリー・オブ・ファインアート(BGFA)で開催いたします。インディペンデント・キュレーター、アリソン・ブラッドリー氏が手掛けるこの展覧会は、2部構成で約1年にわたって開催され、勇壮な大型インスタレーションと、小規模で繊細な作品によって展開されます。米国初公開となる作品を含む展示作品の多くは関西に由来し、日本文化固有の世界観を伝えます。


美術展に先立ち、MGMリゾーツ・アート&カルチャー部門のエグゼクティブ・ディレクター、タリッサ・ティベルティは、「米国初公開となる作品を筆頭に、古代から現代に到る、日本が生み出してきた極めてユニークな作品群をご紹介することができ、大変喜ばしく思っています。ご来場の皆様が展示を通して日本文化の新たな魅力を発見し、対話が生まれるきっかけとなれば幸いです」とコメントしています。


また、キュレーターのアリソン・ブラッドリー氏は、「日本の芸術とコンテンポラリーな文化をより広くアメリカ、ならびにラスベガスを訪れる世界中の方に知っていただきたい、というMGMリゾーツ・アート&カルチャー部門の目指すところに共感し、今回のプロジェクトに参加できたことを大変光栄に思っています。長期にわたって開催される美術展と、日本人アーティストをお迎えするベラージオのレジデンシー・プログラム、“アーティスト・スタジオ”が連動することで、進化し続けるMGMリゾーツ・ファインアート・コレクションが、日本の文化と芸術をラスベガスから発信します」と述べています。


第1部:2019年11月16日(土)~2020年4月26日(日)

べラージオでの展示は、「遮光器土偶」から始まります。展示される土偶は、現存する遮光器土偶を代表するものであり、米国初公開となります。縄文土器のなかでも最も洗練された作品の一つとして知られるこの土偶は、紀元前1000~紀元前300年に制作されたと推定されています。


また、古墳時代後期の紀元後3世紀半ばから6世紀までの間に作られた代表的な作品として、埴輪像も展示します。土偶と埴輪は、日本の自然と文化が育んできた芸術の営みが、同時に展示される現代美術の美学と精神性の礎となっていることを鮮やかに浮かび上がらせます。


第1部では、日本の著名な現代芸術家である河口龍夫氏、桑山忠明氏、陶芸家の辻村史朗氏とその息子たちである辻村塊氏・辻村唯氏、そして名和晃平氏の作品も紹介します。


第2部:2020年5月16日(土)~2020年10月11日(日)

「物質から存在へ」第2部では、物質と存在をより深いレベルで探求します。日本の美学を通して、来場者が砂、粘土、ガラスというそれぞれの素材・物質の奥深さを体感できる構成になっています。第1部で展示された作品の一部は、第2部の作品につながる伏線の役目を担います。一例として、第1部で展示された河口龍夫氏の「石と光(Stone and Light)」(1971~1989年)は、第2部で展示される三嶋りつ惠氏のガラス作品や、国谷隆志氏のネオン・インスタレーションなどにつながり共鳴する一筋の道程の出発点となります。これらの作品で使用される素材は、時代と時代を視覚的に橋渡しする役目を担います。


砂、塗料、樹脂を素材とする傑作、今井俊満氏の「モダン・タイムズ」(1956年)からは、1950年代後半に日本―西欧間で交わされていた前衛芸術の交流を感じ取ることができます。また、現代芸術により踏み込んだ作品と言える植松永次氏によるインスタレーションは、大地が生み出す素材で構成され、環境に対して思いを馳せるきっかけを鑑賞者に与えることでしょう。


第2部では、希少な縄文土器に加え、三嶋りつ惠氏、名和晃平氏、植松永次氏、国谷隆志氏、今井俊満氏らの作品が展示されます。


アリソン・ブラッドリーについて

インディペンデント・キュレーターとして活動するアリソン・ブラッドリー氏は、過去20年超にわたり公共および個人クライアント向けに美術作品のコレクションや展覧会のキュレーションについてコンサルティングを行ってきた「アリソン・ブラッドリー・プロジェクト」の創立者です。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて政治経済学、ニューヨーク大学/国際写真センターにて写真学の修士号を取得しています。専門は絵画、彫刻、写真を含む日本の戦後美術と、日本において非日本美術の展示をキュレーションすることです。 2015年、氏はオークション・ハウスのフィリップス社と共同で、コンテンポラリー・アート・オークション部門に戦後日本の絵画、彫刻、そして写真の名品を専門に取り扱う特別セクションを設ける試みに挑戦し、日本美術全体に対する国際的な関心を大きく盛り上げることに貢献しました。同年、氏は東京に拠点を置く日本で最も著名なコンテンポラリー・アート専門ギャラリーのひとつ「タカ・イシイギャラリー」によるニューヨークでのギャラリー開設に協力し、日本の戦後美術の傑作を集めた展覧会を開催しました。アリソン・ブラッドリー・プロジェクトは現在、ニューヨーク市で個人事務所として活動しています。


ベラージオ・ギャラリー・オブ・ファインアートについて

ベラージオ・リゾート&カジノの中心に位置するベラージオ・ギャラリー・オブ・ファインアートは、ラスベガス屈指の美術ギャラリーです。1998年の開館以来、世界的に名高い美術館や個人所蔵の芸術作品やオブジェの展示を行ってきました。これまでの展示実績には、大西康明「Permeating Landscape」、草間彌生展、日本のコンテンポラリー・アートのコレクション「プライマル・ウォーター」、アン・バルビエ-ミュラー氏とガブリエル・バルビエ-ミュラー氏所蔵の武具コレクション「サムライ」、「タウン・アンド・カントリー:ドガからピカソまで」、「ユーサフ・カーシュ:20世紀のアイコン展」、「ピカソ:クリーチャーズ・アンド・クリエイティビティ展」、「ファベルジェ・リビールド展」、「ウォーホル・アウト・ウエスト展」等があります。


MGMリゾーツ・アート&カルチャーについて

MGMリゾーツアート&カルチャーは、MGMリゾーツが展開しているグローバル拠点を中心にコンテンポラリー・アートの委託、収蔵、支援、展示を行っています。現在、MGMリゾーツ のアート・コレクションには、200人以上のアーティストによる800点以上の美術品が含まれ、近年では日本美術作品を増やしています。


MGMリゾーツ・アート&カルチャーは、MGMリゾーツが所有するすべてのコレクションと様々なアート関連のプロジェクトや提携関係をまとめ、包括的かつ多面的なアートプログラムを構築することを目的に、2016年に設立されました。インクルーシビティとダイバーシティをコアバリューとする当社理念を反映し、MGMリゾーツ・アート&カルチャーはすべての鑑賞者に特別な体験を生み出すことを目指します。プロジェクトはいずれもアーティスト、環境、体験全体について熟慮し、アートのパワーを認識して想像力を掻き立て、感覚に訴え、会話を生み出すよう設計されています。ベラージオ、ARIA、Vdara、MGMグランド、デラノ・ラスベガスといったMGMリゾーツ傘下のワールドクラスのブランドをはじめ、MGMナショナルハーバー(ワシントンDC郊外)、MGMスプリングフィールド(マサチューセッツ州)等の米国内拠点や、MGMマカオおよびMGMコタイといった海外拠点でもアートを常設展示しています。


詳細は、ウェブサイト(MGM Resorts Art & Culture website)およびYouTube(YouTube page)をご覧ください。


メディア向け資料、イメージ、ビデオは、MGMリゾーツのニュースルーム(newsroom.mgmresorts.com)に掲載しております。