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2019.09.12

瀬戸内海から東北へー宝物のような観光資源を訪ねた夏

今年の夏は、日本中を忙しく旅してまわりました。6月には、瀬戸内海最大の島のひとつである周防大島を訪れました。周防大島は美しい海岸、おいしい食べ物と豊かな歴史を誇りますが、その歴史にはなんと、海賊の物語も含まれます。周防大島の町は海外からの観光客を増やすことに熱心に取り組んでいて、MGMリゾーツ(以下MGM)も微力ながらそのお手伝いをしたいと努めているところです。この旅では、瀬戸内海に面した山口県岩国市にも立ち寄りました。岩国市はこれまで、岩国を外国人観光客にとって素晴らしいデスティネーションとするために様々な取組を導入しています。



7月には、2011年3月に発生した東日本大震災から奇跡的な回復を遂げている気仙沼市を訪れました。気仙沼市は、目を見張る美しい自然と多種多様な経験を楽しむことができる、外国人観光客にうってつけの港町です。なにより、魚介類をはじめとする食べ物の美味しさといったら格別です。ここでは、株式会社気仙沼ニッティングにも立ち寄り、インスピレーションの宝庫でいらっしゃる創業者の御手洗瑞子さんに加え、素晴らしい逸話をお持ちの漁師の奥様で、編み手のお一人でもいらっしゃる方とお話しする機会に恵まれ、たくさんのことを学ぶことができました。MGMは、気仙沼、周防大島と岩国、大津と堺などにある、秘められた宝物のような観光資源を海外からの旅行者にお知らせすることを使命と考え、実際に現地を訪ね、海外に発信するといったことを続けていますが、まだ私たちはこの活動のほんの入り口に立っているに過ぎません。私は、日本列島各地に散らばる、今回私たちが訪れたような知る人ぞ知る名所に、海外の旅行者を惹きつける努力を続けることをとても大切な使命だと考えています。



夏の終わりには、MGMリゾーツ・インターナショナル会長であるジム・ムーレン、MGMリゾーツ・インターナショナルのシニア・エグゼクティブであり前ネバダ州知事のブライアン・サンドバルと共に、再び東北地方を訪れました。まず私たちが訪れたのは、忠義を尽くした武士の歴史を誇る観光名所であり、さらにはスマート・シティ・プロジェクトでも優れた成果を収めている、福島県会津若松市です。ムーレンが学生時代から日本の建築に強い関心をもって勉強を続けていることもあり、18世紀に建てられ、世界でも珍しい建築様式を持つ「会津さざえ堂」も訪問しました。この建築物は、非常に前衛的なデザインで有名です。



私たちはまた、会津若松で300年前から美しい作品を生み出し続けている由緒ある漆器会社「白木屋漆器店」を訪れました。ここでは、贈り物として使用する目的で、小さな漆器の箱をいくつか注文しました。福島を支援するとともに、日本が誇る数多くの素晴らしい伝統工芸品や、食品のプロモーションの一助となれば、と考えています。こういった日本の伝統工芸品について学び、MGMの世界のお客様に向けてご紹介するアクティビティは、ムーレンが個人的に大切にしている活動でもあります。日本文化と伝統への理解を深めつつ、伝統工芸品を一人でも多くの方にご紹介できればと願っています。また、創業約200年もの歴史がある京都の扇子の老舗「宮脇賣扇庵」で、美しい扇を注文しました。このほかにもMGMは、伝統工芸品や高級食品を対象に、日本の品物を世界中にあるリゾートで披露し、発信する活動を続けています。ちなみに、京都に滞在中、約500年前に和菓子屋としてスタートした「本家尾張屋」で美味しいお蕎麦をいただききました。16代目当主である稲岡亜里子さんは、ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインで学んだ世界的に著名な写真家でもあります。





その後、会津若松市から福島市に移動し、「世界少年野球大会」に参加しました。今年で29年目を迎えるこの大会は、共同設立者の王貞治氏とハンク・アーロン氏の温かい精神で溢れています。今年の大会には14か国の子供たちが参加し、彼らが野球を楽しむとともに他国の文化について学べる様々なアクティビティが用意されていました。2011年3月の大震災発災以来、福島県は目を見張る回復を遂げつつあり、自然あふれる美しさを取り戻しつつあります。私は、この野球大会への支援のように、東北地方を支援する草の根レベルでの様々な活動にMGMを通して携われることを、心から誇りに思っています。


MGMリゾーツ会長ジム・ムーレン


MGMリゾーツ会長ジム・ムーレンと王貞治氏


MGMが行っている支援には他にも、ラスベガスを筆頭に世界各地で経営する飲食店舗で、石巻市をはじめ日本各地から直接仕入れた高級魚介類や生鮮食品などを提供することや、リゾートを訪れるお客様に気仙沼市を観光地として紹介したり、JETプログラムの英語指導者として石巻市で教師として赴任中に東日本大震災の津波で亡くなったテイラー・アンダーソンさんを偲び、復興をサポートする目的で設立された記念基金への支援、「第29回世界少年野球大会福島大会」への協賛、その他の活動が含まれます。また、東北地方で地域を支える活動を展開しているNGO「ハンズオン東京」の企業スポンサーとして支援しています。また、私個人としては、株式会社KADOKAWAから6月に上梓させていただいた「IR〈統合型リゾート〉で日本が変わる カジノと観光都市の未来」の著作権料を日本赤十字社に寄付しています。

地域の観光資源にスポットライトを当てることは、コミュニティへの波及効果も大きく、「観光」を通じた支援は、持続可能な成長へと繋がります。この観点からMGMはこれからも、日本各地の地域・コミュニティと協力しながら、地域振興に貢献していきたいと考えています。



日本MGMリゾーツ 代表執行役員兼社長 ジェイソン・P・ハイランド


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