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2019.12.24

再び気仙沼へー東日本大震災被災地復興への思い

2019年12月に、再び気仙沼を訪れました。冬の空気は肌寒いながらも凛として澄みきり、港には波もなく水面は鏡のように静かでした。気仙沼を含む東北の港町の自然の美しさには、いつ来ても心を動かされます。夜になると、空を覆う満天の星が、桟橋に沿って停泊する漁船をまるでハリウッドのセットのように明るく照らし出していました。


12月4日、朝の気仙沼湾


今回の訪問では、新しいビジネスが次々と始まっていることと、「TOMODACHIイニシアチブ」を通して建設されている日本アムウェイ財団のコミュニティハウスが竣工しソフト・オープニングの準備を行っていることに感銘を受けました。気仙沼を訪れる方々は間もなく、米国オレゴン州ポートランドのビール醸造会社が手掛けるクラフトビールや、地元で採れた食材を使ったスローフードを楽しむことができるようになります。気仙沼での食事はどれも素晴らしく、たとえば「鼎・斉吉」ではこれまで味わったなかでも最高のメカジキに舌鼓を打ち、また「新富寿し」のお寿司も堪能しました。旅行代理店のコメントのように聞こえるかもしれませんが、それはまさに私が気仙沼への旅を皆様にお勧めしたいという強い思いで活動しているからです。日本MGMリゾーツは、国際的な旅行情報を発信するタイムアウト東京と協力して、気仙沼を含む、海外からの旅行者にはあまり知られていないお勧めの場所を紹介する活動を行っています。


訪問日には、気仙沼市長と気仙沼市商工会議所長にお会いし、リアス・アーク美術館と気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(旧気仙沼向洋高校)を訪れ、厳粛な気持ちになりました。これらの施設ではいずれも、2011年3月11日に発生した東日本大震災が気仙沼にもたらした想像を絶する悲劇を後世に語り継ぐべく、貴重な資料を展示しています。被災地を訪れれば、悲劇の歴史を学ぶことができるばかりではなく、その地に滞在し時間を過ごすだけでも復興への支援の気持ちを表すことができます。それが、日本を訪れる海外旅行者が気仙沼をはじめとする東日本大震災の被災地域を訪れるべきだと、私が心の底から信じている理由です。


津波を生き抜いた木は希望のしるし(気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館)


気仙沼漁港の近くには、俳優の渡辺謙さんらが支援する「K-port」という名前の素晴らしいカフェ・レストランがあります。入り口に飾られた気仙沼への思いが綴られた渡辺さんの言葉と、彼が毎日励ましのメッセージを送り続けていることを知り、心を打たれました。これは、気仙沼の人々やコミュニティを支えるとても美しい方法だと思います。


気仙沼市内K-port店内にて


底冷えのする夜にタイムアウト東京と共同で主催したワークショップは盛況で、立ち見席以外は満席でした。お招きしたのは、外務省に30年以上勤務されていた高橋政司さんです。高橋さんからは、国際旅行ビジネスの現状と、気仙沼が今後焦点を当てるべき観光施設、アクティビティ、そしてプロモーションについて、微に入り細を穿つプレゼンテーションをいただきました。今回のワークショップが、被災地の経済発展と、より深い国際交流実現の一助となればと願っています。私は、被災地復興のためにMGMリゾーツが東北各地で行っている様々な活動を、心から誇りに思っています。


次回、気仙沼には来春に戻る予定です。今からとても待ち遠しいです。


日本MGMリゾーツ 代表執行役員兼社長 ジェイソン・P・ハイランド


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